軽自動車の本格ハイブリッドはどうしてないの?

軽自動車には少ないハイブリッド

世界は脱炭素社会を目指しており、日本の自動車メーカーでもガソリンエンジンではなく、電動モーターや水素エンジンの開発を進め、そういった車も販売されています。
2022年には日産自動車と三菱自動車から、軽自動車の電気自動車(EV)が発売される予定です。気になる価格も購入補助金を含めれば実質200万円以下を目指しています。
しかし、電気自動車の普及にはまだまだ時間がかかりそうです。
そこで、ガソリンエンジンとモーターを併用するハイブリッドの出番となりそうですが、軽自動車には一部しか存在しません。
スズキから減速エネルギーを利用して発電し、加速時にモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドがあります。
しかし、トヨタプリウスのように本格的なハイブリッド車は軽自動車にありません。
かつてスズキからツインというハイブリッド軽自動車が存在していましたが、既に絶版となってしまいました。
理由は、バッテリー車載量を増やす必要があるので重量が増し、運動性能が悪くなってしまうからです。
さらに、重量が増えると燃費も悪くなりますし、ハイブリッド化するのにプラス30万円高くなってしまいます。
ハイブリッド化で燃費がよくなっても、価格も高くなってしまっては誰も買ってくれません。
そのため、本格ハイブリッドの軽自動車は存在しないのです。

軽自動車はEVへ進んでいく?

現状、ハイブリッド軽自動車を販売しているのはスズキだけです。そのため、他メーカーは電気自動車に舵を切っていくと考えられます。
先に挙げた日産自動車、三菱自動車は2022年にEV軽自動車の発売を発表しています。
ホンダも2021年4月の新社長就任会見で2024年に軽自動車のハイブリッド・EVを投入するとコメントしました。
電気自動車は走行距離がバッテリーの容量になるため、現状は200km前後と近所を走るのにしか使えません。
そこで、バッテリーの性能があがり、コストが安くなるまでのつなぎとしてハイブリッドも必要になってきます。
本格的なハイブリッドはコストや重量を考えると難しいですが、スズキのマイルドハイブリッドや日産のe-POWERが増えていくと考えられます。
ダイハツもe-SMART HYBRIDを搭載したコンパクトSUVロッキーを販売しました。恐らく、軽自動車にも搭載していくでしょう。
今後、どのような動力で軽自動車が開発されていくのか楽しみですね。廉価で魅力的な車が出てくることに期待しています。