自動車のドアが「バー型」増えた理由

ドアハンドルは2つタイプある

車のドアハンドルは2つのタイプがあり、手を掛けて引き上げるフラップタイプ、バーを握って引っ張るバータイプの2つです。
国産車はフラップタイプを採用する車種が多かったですが、最近になってバータイプの採用も多くなってきています。

たとえばホンダのフィットは、2代目まではフラップタイプでしたが、2013年発売の3代目からはバータイプになるなど、最近は多くの車種の新モデルでバータイプが採用されています。

フラップタイプは、ハンドルの下に手を入れて引き上げて操作し、ハンドル位置が高いと背の低い人や子供は操作しにくいです。
バータイプは、ハンドルの内側に下からでも上からでも手を入れて操作できるので、ハンドルの位置を高くしても子供などでも扱いやすいのです。
このために、多くの車の全高が高くなる傾向にある、最近の車種では、ドアハンドルの位置も高くなっているために、使い勝手を考えてバータイプ採用をするようになっています。

バータイプは力を加えやすい

フォルクスワーゲンは昔からバータイプを採用しており、これには理由があります。
バータイプのハンドルは、力を加えて開けやすいというメリットがあり、たとえば寒い国では手袋をしたままでも、僅かな力でもドアを開けられます。
また事故が起きたような場合でも、バータイプだと、すぐにドアを開けて救出活動が出来ます。

たとえばフォルクスワーゲンでは、安全性の面から1938年生産の初代ビートル以降、ほとんどの車でバータイプを採用しています。
一方でフラップタイプのドアハンドルは、空力の面で優れており、僅かな空力にも気を使うレースカーやスポーツカーで採用されています。

ちなみにドアハンドルは、バータイプでもフラットタイプでも、小さい部分の部品なので、車体価格には影響はなく、どちらが良いかというのは、車を乗る人の好みに左右されます。
バータイプはデザイン面でも高級感を出しやすく、全体の車のデザインを考え、バータイプにする車種もあります。

ただ最近ではリモコンでドアの開閉を操作できる車種もありますので、どちらが使いやすいか良いかなど、まったく関係ない車も出てきています。
さらにはがルウイングのドアの車となると、バータイプよりもフラップタイプの方が操作がしやすいです。

バータイプのハンドルは、僅かな力でもドアを開けやすいという反面、力を入れやすいハンドルとも言えます。
そのために、必要以上に力を入れてハンドル操作をすると、バーが取れて外れてしまう、ようなこともあるのです。
耐久性の面で考えると、ドアハンドルはバータイプよりは、フラップタイプの方が優れていると言えるかもしれません。