助手席側のセンターピラー(柱)がないため、助手席ドアと後席スライドドアを開けると大開口で乗り降りに便利なセンターピラーレスドア。
後席がスライドドアはミニバンやコンパクトカー、軽自動車などに多く採用されていますが、センターピラーレスの車種は多くありません。
一体どうしてでしょうか。
センターピラーレスを採用した車種が少ない理由
現在、センターピラーレスを採用しているのはダイハツのタントとホンダのN-VAN、マツダMX-30くらいです。
採用されている車種が少ない理由はボディ形状の開発に手間がかかります。
運転席側にはセンターピラーがあるため、左右で形状が異なるため、2台の車を開発するのと同じ作業が必要になるためです。
運転席側もセンターピラーレスにすればいいのでは?と思うかもしれませんが、ボディ剛性を確保するためには両側をセンターピラーレスにはできません。
そのため、左右で形状が異なるため、コストも高まり、採用車種が少なくなるわけです。
また、ダイハツとホンダ、マツダ以外のメーカーもメリットがあまりないということで採用していません。
安全性について
センターピラーレスの強度について心配になるかもしれません。
ダイハツ・タントはドアに柱の代わりとなる強度の高い鋼板が内蔵されています。ドアに内蔵することで強度を担保しているわけです。
一般の鋼板より軽くて強度の高いハイテン材(高張力鋼版)により運転席側並みの衝突安全性能と軽量化を両立しているそうです。
ただし、左右の重量差がどうしてもあるため、左右の操縦性にも差が出てきます。
採用されている車種については走行に不自然がないように考慮されています。
センターピラーレスドアを採用している車種
ダイハツ タント
軽ワゴン車としては唯一のセンターピラーレスを採用したモデルです。
2007年に登場した2代目モデルからセンターピラーレスドアが採用されました。
3代目の現行モデルは使い勝手が向上し、後席前フロアにベビーカーを畳まずに収納できます。