スズキエブリイワゴンがカタログモデルになったのは21年前におこなわれた軽自動車の規格変更時です。エブリイワゴンはそれまで1BOXタイプと呼ばれるデザインでした。しかし、規格変更時に安全性の向上を理由にフロントノーズを持つデザインへと変更されました。現行のエブリイワゴンはクラス初の衝突軽減ブレーキを採用するなど、安全性にもこだわりを持っています。ここでは、現在日産、マツダ、三菱にもOEM供給されているエブリイワゴンを徹底レビューします。
広さを追求しながら質感にもこだわる
軽自動車は法定上外観デザインの制限があるもののエブリイワゴンでは極限まで広さや大きさを追求したスタイリングを採用しています。フロントはシャープに、サイドビューは安定感を持たせました。そして、印象がスマートなリアビューによって高い質感を実現しています。
シートアレンジと拡張性あるインテリア
エブリイワゴンのインテリアには機能性を重視した計器パネルを採用しています。室内は、ベージュを基調にした高い質感で包まれています。広々とした解放感に満ちた室内空間を表現しており、左右分割式リアシートや助手席前倒し機能により、さまざまなシートアレンジを楽しめます。オプションのユーティリティナットやラゲッジボードステーと組み合わせれば趣味やレジャーにあわせた室内空間のカスタマイズも可能です。
安全装備は2019年に最新版に更新!
エブリイワゴンは安全性を向上させるため、2019年6月にマイナーチェンジをしています。従来はレーザーレーダーによって、前方車両を感知して回避できないと判断した場合に自動ブレーキを作動させるレーダーブレーキサポートを搭載していましたが、今回のマイナーチェンジでは前方ガラス部分に設置されたステレオカメラによるデュアルカメラブレーキにアップデートしています。従来の機能に加えて、車線逸脱警報、先行者発信のお知らせ機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシストを搭載したほか、後退時ブレーキサポートや後方誤発信抑制機能、リアパーキングセンサーも搭載され後方の安全予防も向上しています。ちなみにデュアルカメラブレーキアシスト搭載車は、65歳以上の高齢者が購入する場合補助金を受けられます。
長くて高い室内空間
現在主流になっている軽自動車はスーパーハイトワゴンというカテゴリーがあります。スペーシアやタントなどがそれに該当しますが、見た目はエブリイワゴンとよく似ています。スーパーハイトワゴンとエブリイワゴンの違いは、エブリイワゴンは元々商用車がベースのため、エンジンも運転席下へ配置するなど室内空間をできるだけ広くする工夫がされています。そのため、エブリイワゴは軽乗用車の中では最高レベルの室内長をほこります。
豪華さよりも使い勝手を追求
エブリイワゴンは非常にシンプルで、ユーザーの使い方にあわせてアレンジできるエリアがワイドになっているのが特徴です。現行の人気軽自動車が家族などの人を乗せることを重視したつくりになっているのに対して、エブリイワゴンはホビーに関するものを載せることを重視したクルマ作りとなっています。
まとめ
エブリイワゴンは非常にシンプルでユーザーの使い勝手に合わせて調整できる領域が広くなっているのが特徴です。自由にカスタマイズできる室内空間は魅力的で、最上級グレードのPZターボスペシャルには、リアドアに電動のオートステップが装着されるなど高度な機能が付属しています。車両の本体価格は150万円~187万円です。